現在は臨床研究グループに所属し、開発された商品に期待される効果があるかどうか確認するための人臨床試験を担っています。近年導入された機能性表示食品の取得において重要な役割を果たすとともに、商品価値に直結する仕事ですので、日々やりがいを感じながら業務にあたっています。この分野に興味を持ったきっかけは、食品加工実習でアイスクリームやチーズ、ハムを作ったことでした。日頃、私たちが口にしている食品が作られる過程で、どのように衛生管理されているか、見た目や味、品質を保持するためにどんな添加物が使用されているか、実習を通して知ることで食品に関する考えが深まりました。
社会人になって大学で取り組んだ研究や専門分野を活かせる方はほんのひと握りです。知識だけではなく、「課題に取り組む過程で得られる姿勢」こそ最大の武器になります。ぜひ熱中できる卒業研究テーマを見つけ、諦めずに取り組むことで身につけてください。