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文理融合学部経営学科

国際農業経済研究室

農業経営における外国人雇用の拡大に関する国際比較研究

深川 博史 教授

国際農業経済研究室

日本の農村は、人口減少や高齢化により、働き手が不足しています。果実や野菜は、収穫作業に多くの人手が必要になりますが、これらの作業は外国人労働者に支えられています。受入れ制度が改善されたこともあり、日本の農業において、常用雇用者の4割は外国人になっています。なかでも熊本県は、農業分野の外国人受入れ件数が、茨木県に次いで全国2位(令和元年)と多く、外国人の受入れによって、人手不足を解消するだけでなく、農業の経営規模も拡大しています。
国際農業経済研究室では、このような農業の変化について、同様の問題を抱える韓国との国際的な比較調査を行っています。その研究成果は、深川博史・水野敦子編著『日韓における外国人労働力受入れへの挑戦』(九州大学出版会、2022年)として出版しました。

先生の研究テーマ

  • 農業の人手不足と外国人労働者の増加
  • 農業経営の外国人労働者への依存の深まり
  • 外国人労働者受入れ制度の国際比較
SDGs1(貧困をなくそう) SDGs2(飢餓をゼロ) SDGs8(働きがいも経済成長も) SDGs9(産業と技術革新の基盤をつくろう) SDGs10(人や国の不平等をなくそう) SDGs11(住み続けられるまちづくりを)

研究分野・キーワード

東アジア、農村社会の再編、人の移動、韓国、農業社会構造、食料農業経済、学際的研究、アジア大移動時代、季節勤労者制度、日韓比較、技能実習制度、雇用許可制、外国人受入れ制度、外国人雇用

Profile

深川 博史 教授

1958(昭和33)年生まれ、佐賀県唐津市出身。
九州大学経済学部卒業。1987年九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。
1987年九州大学経済学部助手を経て、1988年九州大学教養部講師、1989年同助教授、1994年九州大学経済学部助教授。
1995~1997年にカリフォルニア大学バークレー校にて在外研究。
2002年に九州大学より論文博士学位(経済学)取得。
2003年九州大学大学院経済学研究院教授、2022年東海大学文理融合学部教授。趣味は登山・旅行。

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