東海大学 熊本キャンパス 東海大学 熊本キャンパス

総合農学研究所

分子繁殖学研究室

熊本より世界へ発信しよう

今川 和彦 教授

分子繁殖学研究室

2018年4月に開設した新しい研究室で、現在、修士課程2名、卒論生3名、事務職1名、ポスドク(博士研究員)1名と教授1名が在籍しています。前職(東大教授)以来、大型研究予算を獲得しながら、全国の共同研究者らと共に英文や和文の論文を出し続けています。研究室の目標は2つ:1つ目は基礎研究で世界のトップに立ち続けること、2つ目は、その研究をベースに生産者が使える技術開発をし、農業に貢献することです。実際、卒論生は世界最先端技術を使いながら牛妊娠成立のメカニズムを研究しており、研究開発では不受胎牛(妊娠していない牛)を早期に発見する技術を開発しています。この研究室では、研究やデスカッションを通じて学生自身の「伸びしろ」に気づかせ、一人一人を育てるという教育を行っています。

先生の研究テーマ

  • 牛の妊娠率向上ための基礎研究
  • 胎盤から哺乳類の成立を探る
  • 牛白血病の撲滅のための基礎研究

在学生の卒業研究テーマ

  • 反芻動物の妊娠成立機構の解明:IFNT発現制御機構の解明
  • 反芻動物の妊娠成立機構の解明:着床時の上皮間葉系転換の解明
  • 反芻動物の妊娠成立機構の解明:胎盤細胞の融合機構の解明
  • 反芻動物の妊娠成立機構の解明:胎盤細胞の増殖機構の解明
  • 反芻動物の妊娠成立機構の解明:妊娠特異的サイトカインの発現細胞の特定
  • 内在性レトロウイルスと哺乳類の胎盤成立機構及び胎盤形態の差異の解明
SDGs2(飢餓をゼロ) SDGs4(質の高い教育をみんなに) SDGs9(産業と技術革新の基盤をつくろう) SDGs12(つくる責任 つかう責任) SDGs15(陸の豊かさも守ろう)

研究分野・キーワード

遺伝、分子生物学、哺乳類進化、着床・胎盤形成、生殖、獣医学

高校生へのメッセージ

偏差値では測りきれない「無限の可能性」を見つけよう。

Profile

今川 和彦 教授

1952(昭和27)年7月19日生まれ、宮城県大崎市出身。
1975年茨城大学農学部畜産学科家畜衛生学教室卒業、翌年、派米農業研修生として渡米、1年半のカウボーイ生活後、1979年米国ネブラスカ州立大学・修士課程入学、1984年同大学にて博士取得。
1年半のP&G生活から米国ミズーリ州立大学にて博士研究員となる。
1989年カンザス州立大学医学部にて独立、1995年同医学部でAssociate Prof. 1997年より東京大学大学院農学生命科学研究科赴任、2018年定年退職後、東海大学総合農学研究所赴任。
2020年より総農研・所長、現在に至る。

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