研究分野・キーワード
検定、多重比較、傾向性仮説
数理統計学研究室
今田 恒久 教授
数理統計学を専門に研究しています。数理統計学も分野、内容は多様ですが、特に統計的多重比較法を専門に研究しています。たとえば日本、アメリカ、中国、韓国、ドイツの5か国に対して成人男性の平均身長間に差があるかどうかを調べるには分散分析法を用いますが、どの国間に差があるかを具体的に調べるときには多重比較法を用います。多重比較法も調査目的に依って多様ですが、統計的検定の一種ですから少ない標本数で精度(検出力)が高い結果を得られるような検定方式の開発を目指しています。
先生の研究テーマ
在学生の卒業研究テーマ
検定、多重比較、傾向性仮説
数学は古代ローマで生まれたゲーム、遊びが起源といわれています。数学を学ぶときは、このような遊び心が重要であると思っています。現在は、ちょっとした統計ブームです。ビッグデータ、セイバーメトリクスなどのスポーツデータ解析など、皆さんも耳にしたことはないでしょうか。数学が得意でなくても数学が好き、あるいは好きになりたい、数理統計学を学んでみたい人は一緒に勉強しましょう。
Profile
今田 恒久 教授
広島県出身。東京理科大学理学部第一部数学科卒業、九州大学理学研究科数学専攻博士後期課程単位取得の上満期退学後、九州東海大学(現・東海大学熊本キャンパス)に着任
学位:博士(理学)(東海大学理学研究科で取得)
専門分野:数学(かつてはフェルマー問題等で知られる代数的整数論が専門でしたが、180度方向転換し、現在は統計学を研究しています。)
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