東海大学 熊本キャンパス 東海大学 熊本キャンパス

文理融合学部地域社会学科

環境共生研究室

田舎の底力を徹底分解!「日常」が危機対応の暮らし?!

安部 美和 准教授

環境共生研究室

あなたが旅行に行くとき、「もしかしたらそこで災害に遭うかも」「事故に巻き込まれるかも」そんなことを考えて、準備をしたことはありますか?ホテルに泊まるとき、非常口を確認する人はどのくらいいるでしょう?また、観光で訪れた農村地域では「農業体験」や「農泊体験」などが準備されているかもしれません。こうした第一次産業である農業・林業・漁業が、観光業化(第三次産業)されてきたのはなぜでしょうか?この研究室では、農山漁村での実践活動を通して①リスクマネジメント(リスク管理・危機管理)と②環境マネジメント(観光と環境、農山漁村再生)の2つをテーマに、観光(楽しいこと)と災厄(楽しくないこと)の両側面を学び、環境と共生するとはどういうことか、そのために私たちは何ができるのかを考えています。

先生の研究テーマ

  • 防災といわない防災・エコといわないエコな社会の実証
  • 農山漁村における環境との共生/環境変化への適応
  • 観光(楽しいこと)と災厄(楽しくないこと)の対応策
SDGs11(住み続けられるまちづくりを) SDGs13(気候変動に具体的な対策を) SDGs14(海の豊かさを守ろう) SDGs15(陸の豊かさも守ろう) SDGs17(パートナーシップで目標を達成しよう)

研究分野・キーワード

危機管理、環境適応、復興制度史、集団移転・集団移住、農山漁村振興、地域研究

高校生へのメッセージ

農山漁村を楽しくしたい。昔の生活はできないけど“なつかしい未来”は考えてみたい。国際協力や被災地支援に興味がある。防災といわない防災ってなんだ?!エコといわないエコな社会って何?!とにかく地域活動に参加したい。観光地でリスク管理のできる人になりたい。どれかにピンときた方、研究室でお待ちしています。

Profile

安部 美和 准教授

1978(昭和53)年7月27日生まれ、愛媛県今治市出身。
1999年北九州市消防局へ入局。救急救命士として勤務中、北九州市立大学外国語学部国際関係学科に入学。
2004年12月に発生したインド洋津波後、スリランカでのボランティア活動を経て2016年3月消防局を退職し、大学院へ進学。
2011年京都大学大学院地球環境学舎博士課程修了(博士 地球環境学)。
2014年熊本大学政策創造研究教育センター、熊本創生推進機構准教授を経て、2022年東海大学文理融合学部地域社会学科准教授。
趣味は、畑仕事と旅行と子育て。

更新日 :