東海大学 熊本キャンパス 東海大学 熊本キャンパス

農学部動物科学科

動物機能制御学研究室

肉の研究で人類の健康に貢献する

佐藤 祐介 准教授

動物機能制御学研究室

2050年には世界人口が100億人に達すると予測されており、食糧、特にタンパク質の需要は更に拡大すると考えられています。我々の主なタンパク質供給源である食肉は家畜の筋肉です。将来のタンパク質供給源を確保するには、家畜一頭あたりの筋肉量を増やる必要があります。そのためには、動物の筋肉の成長メカニズムを理解することが必須です。食肉の生産性向上を目指し、筋肉の成長や再生メカニズムについて研究しています。また近年、運動習慣がメタボリックシンドロームなどの疾病の発症を予防すること、筋肉の衰えが健康寿命を短くすることがわかってきました。筋肉の研究で農学だけでなく医学・健康科学に貢献します。他に、熊本県の名物である「馬刺し」や「あか牛」の美味しさや機能性に関する研究を展開しています。

先生の研究テーマ

  • 筋肉の性質を変える栄養素に関する研究
  • 食肉の美味しさと健康効果に関する研究
  • 筋肉が健康を守る仕組みに関する研究

在学生の卒業研究テーマ

  • 馬刺しの嗜好性に関する研究
  • あか牛の嗜好性に関する研究
SDGs2(飢餓をゼロ) SDGs3(すべての人に健康と福祉を)

研究分野・キーワード

食肉、骨格筋、代謝、肥満、アミノ酸、栄養、筋肥大、筋萎縮、筋線維型、細胞生物学、生化学、分子生物学

高校生へのメッセージ

お肉の研究で人類の健康に貢献しましょう!

Profile

佐藤 祐介 准教授

1979年1月9日生まれ、福岡県。
九州大学農学部卒業。九州大学大学院生物資源環境科学府生物機能化学専攻博士課程修了 博士(農学)を取得。
2010年九州大学農学研究院特任助教、2012年宇都宮大学農学部助教、2017年宇都宮大学農学部講師、2020年宇都宮大学農学部准教授を経て、2021年東海大学農学部准教授。
2006年に米国マサチューセッツ大学、2015年に米国パデュー大学に研究留学。
趣味はトレーニング。

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