東海大学 熊本キャンパス 東海大学 熊本キャンパス

文理融合学部地域社会学科

2019年度卒業

伊藤 玲羅さん

※本学科の前身「経営学部観光ビジネス学科」卒業

伊藤 玲羅さん

地域の宝を掘り起こし、地域の問題解決

「南阿蘇における地域資源を活用とした観光のあり方」について卒業研究を行いました。過疎化高齢化が進む地域で、地域資源を掘り起こし観光の在り方を明らかにすることで、課題解決につなげたいと考えました。ヒアリングなど、さまざまな方法で南阿蘇地域の地域資源(宝)を見つけ、出てきた宝をフェノロジーカレンダーや宝マップに整理しました。観光においての「地域資源」とは地域に住む人の「思い」や「愛着」があるモノやコトです。地域の方は「自然」や「歴史・文化」をはじめ、水源などの「水」、阿蘇五岳などの「火山」、キスミレなどの「草原」に関わることを宝と感じていました。これらをフェノロジーカレンダー「阿蘇カルデラごよみ 南阿蘇編~水の生まれる里と人の暮らし~」にまとめ、地域の方と地域資源の活用法について考えました。研究の結果、地域の魅力が体験できる観光商品が売れることで地域にお金が落ち、そのお金が地域資源の保全に還元される“エコツーリズム”の仕組みが根付くことが‘地域資源を活用した観光のあり方’であると考えました。

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