東海大学 熊本キャンパス 東海大学 熊本キャンパス

文理融合学部地域社会学科

観光街づくり研究室

場所に関する「ハテナ?」に答えを

高野 誠二 准教授

観光街づくり研究室

私は地理学を研究する地理学者です。場所に関する「ハテナ?」に自分で答えを探し出すことが地理学です。「なぜこの場所は、こんな様子なのか?」「なぜここに、こんなものがあるのか?」「なぜこっちの町と、あっちの町とで、こんな違いがあるのか?」などと、いろんなクイズを解いていきます。問題を作るのも、問題を解くのも自分自身。必死に何かを丸暗記するのとは違う学問の楽しさがそこにあります。たとえば、観光客にも地元客にも愛されて賑わう商店街、人影がなくシャッター通りとなってしまった商店街、それぞれにそうなった理由があります。原因と結果が分かれば、そうするために、そうならないために、これからどうすれば良いかが分かるのです。

先生の研究テーマ

  • 商店街活性化
  • 交通
  • 近代化遺産(産業・戦争)

在学生の卒業研究テーマ

  • 今後の大牟田市の中心市街地のあり方
  • 熊本駅の再開発と既存の商店街と共存方法を探る
  • 観光列車は地域活性化の一環になれるのか
  • フィルムコミッションが与える観光効果 ―豊後高田市で考えるー
  • 廃線跡の活用 ー京都・嵯峨野観光鉄道を例にー
  • 過疎化地域におけるコミュニティーバスの存在意義
SDGs4(質の高い教育をみんなに) SDGs9(産業と技術革新の基盤をつくろう) SDGs11(住み続けられるまちづくりを)

研究分野・キーワード

人文地理学、都市計画、環境配慮型社会、戦争遺産、廃道、廃線、地域振興、近代化遺産、土地分類体系、土地利用、オントロジー、環境教育、ロールプレイング、合意形成、駅裏、鉄道による市街地分断、駅と街づくり、政治決定プロセス、政治権力構造、商店街活性化、都市内部構造

高校生へのメッセージ

わたしは赤ちゃんの頃、絵本よりも地図が好きでした。大きくなるにつれて、それが高じて旅好きになり、学生生活が終わっても旅をし続けるためにはどうすればいいんだ?と真剣に考えた末、努力した末、結局今のような地理学者になりました。皆さんも学生生活を終えて卒業するまでに、一生をかけて打ち込める何かを見つけてみてください。

Profile

高野 誠二 准教授

東京都新宿区生まれ、静岡県御殿場市・同長泉町・神奈川県川崎市中原区・東京都日野市で育つ。
アメリカ合衆国シカゴ市で1年留学。
1996年 東京大学 教養学士、1997年 シカゴ大学 社会科学修士、2000年 東京大学 理学修士、2005年 東京大学 博士(学術)。
2013年より熊本市に移住、東海大学 准教授。
・趣味: 野宿旅・探検・映画鑑賞・’60~’70の洋楽・ピアノの弾き語り(Billy Joelが一番好
き)・空手黒帯
・「(くまもと)交通・旅行研究会」部長教員

更新日 :