農学部Agriculture

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  • 応用動物科学科
  • バイオサイエンス学科

・先輩学生紹介・Senior Introduction

応用植物科学科Department of Plant Science

応用植物科学科4年次

加藤木 高広さん / 東北学院高等学校(宮城県)出身

未知の植物を研究し健康に役立てたい
意欲を糧に学びの幅を広げる

幼いころから野菜や花などを育てるのが好きで、新品種の開発に興味があり、本学科に進学しました。3年次からは「植物環境科学研究室」に所属し、利用資源の調査や機能性成分の分析などを行っています。現在は、特に希少価値が高くそれほど研究がされていないモウセンゴケ属を栽培し、成分分析を行っています。モウセンゴケ属は、欧米では伝統薬として親しまれていますが、有効成分が特定できておらず、分析の進展が期待されている植物です。近年では、抗アレルギー薬として注目されています。本研究室ではモウセンゴケを使った石けんを開発し、動物病院で使用していただいています。また「阿蘇援農コミュニティープロジェクト(チャレンジセンタープロジェクト)」に参加し、収穫などのサポートを通して消費者としてだけでなく農家としての視点も得ることができました。学部の垣根を超えて、他学部の授業を受けることもできるので、さらに知識の幅を広げたいです。

応用植物科学科3年次

佐藤 真衣さん / 東海大学菅生高等学校(東京都)出身

植物が社会に及ぼす影響を幅広く学び
環境保全に関わる仕事に就きたい

環境緑地学を学び、食糧不足の問題や、熱帯地域の貧困問題などに植物が関わっていることを知り、問題解決に向けての学びを深めています。課外活動では「阿蘇援農コミュニティープロジェクト(チャレンジセンタープロジェクト)」に所属し、阿蘇地域の農家さんで、アスパラガスやサツマイモの収穫の手伝いをさせていただきました。農家の方からご指導いただいたことは、実践的な農業技術を学べる貴重な経験でした。また、2年次の時には、海洋調査研修船「望星丸」に乗船し、47日間の海外研修航海に参加しました。第50回という節目に参加した私たちは、タヒチ島からスタートし、寄港地にはイースター島も含まれていました。乗船前から楽しみにしていたモアイ像を実際に見ることができ、とてもうれしかったです。寄港地の文化や歴史、語学などを事前に予習し、現地の方との交流や、社会事情に触れることで、視野を広げ自らの成長につなげることができました。本学科から参加した学生は私だけでしたが、47日間の船上生活の中で、全国から集まった他学部の学生と交流し、人脈を広げることができました。将来は、植物防疫所の仕事に就きたいと考えているため、試験に向けて勉強しています。デング熱を媒介する蚊などの昆虫や、穀物の病気についてなど本学で学んだ知識は、植物防疫所の仕事と直結しています。今後も知識を深め、仕事に生かせる知識を身につけていきたいです。

応用植物科学科2年次

岡本 慧森さん / 熊本学園大学付属高等学校(熊本県)出身

身近な存在の植物や昆虫について学びを深め
地元南阿蘇の復興支援活動も

南阿蘇で自然に囲まれて育ったため、植物や昆虫はとても身近な存在でした。幼い頃はカブトムシの幼虫を飼い、図鑑に載っている植物を探して遊んでいました。本学科では昆虫生物学や植物の機能などについて学んでおり、基礎的な知識を得たことで興味が増し、さらに学びを深めたいという思いが強くなっています。今後はキャンパス間留学や海外研修航海に参加し、西表島にある研究所での植物調査の実習などにチャレンジしたいと考えています。また、食品衛生監視員任用資格やフードサイエンティストなどの資格を取得し、将来は植物や昆虫に関わる仕事に就きたいです。一方で、高校2年の時に震災を経験したことから、地元の復興を支援したいと思い、ユニークプロジェクトの「阿蘇復興への道」に参加しています。昨年は、地震の体験談を広く伝える「語り部」として活動する先輩のアシスタントや、10月に「あそ望の郷くぎの」で開催した「南阿蘇大復興祭」でステージ運営などを担当しました。これまで初対面の方と話すのは苦手でしたが、多くの人とコミュニケーションを取り、相手の意見を尊重しながらまとめていく難しさを経験したことで、成長できたと感じます。これからも、積極的に地元の復興を支援する活動を続けていきたいです。

応用植物科学科4次年

茨木 信人さん / 県立小山高等学校(栃木県)出身

研修航海の寄港地で異文化を体験
船上生活で自主性や友情を育む

1年次の春休みに大学が所有する「望星丸」に乗船し、第48回海外研修航海に参加しました。小笠原諸島やミクロネシア連邦、ニューカレドニア、パラオ共和国の島々に寄港し、各地の風土や生活に触れ、現地の方と積極的に交流することで日本と異なった文化を知ることができ、視野が広がりました。ニューカレドニアで仲間と共に緊張しながら高級フランス料理店へいき、フランス語のメニューが読めず、身振り手振りで料理を注文したことは忘れられない楽しい思い出です。45日間の共同生活では、全国から集まった学生たちが各7名の班に分かれ一つの部屋で生活します。当番制で掃除や配膳の準備、食事の後片付けなどを行っていましたが、当番でなくてもそれぞれが自主的に行動する習慣が芽生え、より良い絆を築くことができました。限られた空間の中でお互いを尊重し合い、協力し合ったことは人生の大きな糧となり、成長につながりました。研修の中で築いた友情関係は現在も続いています。これからも人とのつながりを大切にしたいです。

応用動物科学科Department of Animal Science

応用動物科学科4年次

渡邉 穂さん / 府立福知山高等学校(京都府)出身

女性ならではの視点が生かせる
畜産動物の飼育管理に魅力を発見

「分子神経生物学研究室」に所属し、動物行動学や動物遺伝学などを学んでいます。生育環境と子どもの行動の関わりや、行動を引き起こす物質についてマウスを使って研究しています。昨夏のインターンシップでは、ウシの繁殖に関して学び、飼育管理の経験を積みました。女性にとって体力的な負担はありますが、ウシの気分を察知することや、繁殖のタイミングに気付くなど、畜産の現場では女性ならではの視点が必要とされていることを感じました。また、人工授精師の不足に伴うさまざまな課題を知ることができたので、将来は、ウシの家畜人工授精師の資格や食品衛生管理者任用資格を取得して、畜産動物を飼育する職に就き、飼育環境の改善に取り組みたいと考えています。人工授精師不足が原因で起こる課題など、飼育環境の改善に取り組みたいです。

応用動物科学科4年次

大神 ひなこさん / 市立福翔高等学校(福岡県)出身

ストレスのない飼育管理の研究を深めて
畜産業の現場で問題点を改善したい

動物が好きで、幼い頃から動物園や牧場へいくのが好きだった私は、自然豊かな環境で動物学を学べることに魅力を感じて本学科の「動物行動学研究室」に所属しました。動物の行動からストレスの度合いを客観的に評価し、その動物の生態に適した、ストレスのない飼育環境を整える研究をしています。以前は、動物園の飼育員になりたいと考えていましたが、阿蘇実習フィールドでの「動物飼育管理実習」がきっかけで牛にも興味をもちました。「食品製造実習」では、肉塊からベーコンやハムを製造し、食味までを体験できたことで、命をいただいているという重みを実感しました。実習を重ね、動物の幸せを考えた飼育のしかたや飼料を輸入に頼っている問題点を学ぶうちに、産業動物に関わる仕事をし、農業に貢献したいと思うようになりました。これまで積み重ねてきた知識と経験を、研究でさらに深めたいと思います。本学科は他大学との交流も盛んで、昨年の夏は「動物飼育管理実習」で北海道へいき、寒冷地域における肉用牛生産や動物園の飼育管理法を学び、新たな視点を得ました。この経験を生かして、卒業研究の一部は北海道の機関を利用しながら取り組む予定です。将来は、家畜人工授精師(牛)や食品衛生管理者任用資格を取り、畜産業界の現場などで学びを生かせる仕事に就きたいと思います。

応用動物科学科4年次

木村 聡志さん / 府立和泉高等学校(大阪府)出身

家畜の遺伝子研究を主軸に幅広い分野を学び
将来は育種改良にチャレンジ

畜産業における家畜は「大きい」「肉質がいい」「乳がたくさん出る」など、経済性に優れている特徴が尊重されます。近年、これらの特徴に遺伝子が関わっていることがわかってきました。私は「動物遺伝学研究室」に所属し、遺伝子工学や分子生物学を学びながら家畜の遺伝子を分析しています。今年度は先輩の研究を引き継ぎ、3世代続いてメス化しているヤギの遺伝子についての研究を学会で発表する予定です。一方で、本学科の「eco-beefプロジェクト」に参加し、究極の赤身肉をもつ「あか牛」を育てる活動も行いました。畜産農家と地元シェフの協力を得て、6年の歳月をかけて牛を育て、適正価格で販売するまでを経験。畜産動物の管理をはじめ、農業経営、食肉の流通などの現場を経験することができました。また、委員会活動では、文科系サークルをまとめる文化委員会の委員長を務めています。予算の管理はもちろん、活動内容の展示や各サークルへの情報の伝達、イベント活動の企画書の精査などを通して責任感を養い、学部・学科を超えた交流で人脈が広がりました。就職に関しては、現在進めている遺伝子の研究を生かせる育種改良の仕事や、製薬関係、研究職などに魅力を感じています。今後も積極的に学びを深め、将来の仕事へつなげたいです。

応用動物科学科4年次

上野 冬威さん / 市立沼田高等学校(広島県)出身

留学先のタイでボランティアを経験
現地の学生と交流し意欲が向上

世界に視野を広げ文化の違いを知りたいと思い、本学の海外派遣留学プログラムを利用してタイヘ2週間の短期留学をしました。熊本地震を経験し、当時、復興支援活動に取り組んでいた私は、現地学生との交流に加えボランティアも行うという内容にも興味をもちタイへの留学を決めました。空港からバスで8時間のチュンポーンにある学生寮に滞在し、毎日同地の幼稚園に通い、全国から集まった本学の学生と協力して教室の壁に日本のアニメキャラクターを描きました。タイでは日本のアニメ文化が浸透していて、幅広い世代に人気です。園児や先生の喜ぶ姿が嬉しく、仲間と共に達成感を味わいました。滞在中に現地の方と交流する中で日本語を学ぶタイ人の学生と親しくなりました。「もっと日本語を勉強して熊本地震で被災した人を助けたい」という彼らの志の高さに刺激を受け、2週間という短い期間ではありましたが、時間を共有することで親交を深めることができました。留学を経て新たな価値観が身につき、学ぶ意欲が向上したことを実感します。今後も自主的にタイ語を学び、日本とタイの架け橋となる存在になりたいです。

バイオサイエンス学科Department of Bioscience

バイオサイエンス学科4年次

吉田 修太朗さん / 府立高槻北高等学校(大阪府)出身

伝統野菜「ひご野菜」の抗酸化成分を
機能性食品として開発したい

高校時代に、野球部の食事トレーニングで機能性食品を活用したことが、食品の機能性を学びたいと思ったきっかけです。「食品機能科学研究室」で、熊本の伝統野菜「ひご野菜」の抗酸化成分を分析しています。当研究室ではソアック法という新たな抗酸化活性測定法を導入したことで、さらに詳細な抗酸化値の分析が可能になりました。化粧品として商品化されている水前寺のりの分析も進めており、結果が期待されています。一方、課外活動で取り組んだ準硬式野球部では、主務を務めました。部費の管理やグラウンドの確保、部員をまとめるなどの経験は、成長につながったと思います。卒業後は新しい機能性食品の開発や製造に関わる仕事に就きたいです。

バイオサイエンス学科3年次

浜田 亮哉さん / 水戸葵陵高等学校(茨城県)出身

教育現場でのアルバイトなど
さまざまな経験が自分の成長につながります

幼い頃は、父と山へ出かけて昆虫を捕り、カラーボックスで飼っていました。本学科に進学したのは、自然や生物に関する学びを深めながら、理科の教員免許を取得したいと考えたからです。2年次では「食品衛生学」や「発酵醸造学」、「理科教育法」などの講義を受講しました。「バイオサイエンス基礎実験」の授業も興味深く、酵母を使ったアルコール生成や抗酸化物質のAGEs※生成抑制、植物からケルセチンという物質を取り出す実験は、今でも記憶に残っています。一方で、高等学校教諭一種免許状(理科)と中学校教諭一種免許状(理科)の取得を目指し、教職課程の科目も履修しています。また、学外では学習支援センターで、勉強を教えるボランティア活動も行っています。私は、15名ほどの生徒を担当しており、実際の教育現場で経験を積むことができるとともに、生徒と交流する中でコミュニケーション力も磨けるため、活動を続けていこうと思っています。今後は、卒業までに苦手なプレゼンテーション力も磨きたいです。さまざまな発表の場で経験を積み、知識を深め成長することで、人の心を掴むことができるプレゼンテーションの技術を身につけたいと思います。さまざまな経験がすべて自分の成長につながっていると感じます。
※AGEsとは、糖とタンパク質が結びついて生成される物質です。

バイオサイエンス学科2年次

伊藤 来実さん / 県立伝習館高等学校(福岡県)出身

本学科で培った学びを
健康に役立つ機能性食品の開発につなげたい

高校生の時に、食品業界の若手女性社員の方がアイスクリームの新商品を企画・開発している姿をテレビ番組で見て、食品開発に興味をもちました。食品科学や植物バイオテクノロジーなどの基礎を学びながら、専門的な知識を身につけています。講義の中でも食嗜好形成が発生するメカニズムについて学んだ「食の科学」が印象に残っています。「食品機能科学」や「発酵化学」など、バイオサイエンスの立場から学びを深めていくうちに、健康に役立つ食品を開発してみたいと考えるようになりました。今後は、食品衛生監視員任用資格やフードサイエンティストなどの資格を取り、将来の仕事につなげたいです。本学部では、応用動物科学科や応用植物科学科など、他学科の授業も受講もできるため、農学の幅広い分野を学べるだけでなく、学科を超えた交流によって友人を増やせる点が魅力だと感じます。また、阿蘇実習フィールドで「食品加工基礎実習」を行った際、ハムを製造する叔父の会社で使用している機械と同じだったので、一般の企業が使用する最新の設備を使って学べる点もメリットの一つだと思います。建学祭では、実行委員として展示部署を担当。撮影やスタンプラリーなども行い、さまざまな人との関わりの中で、自ら行動する大切さを学びました。

バイオサイエンス学科3年次

中嶋 敦司さん / 市立福翔高等学校(福岡県)出身

農業と他分野の融合を目指し
新しい農業の形を探求

幼い頃から植物や昆虫に触れ、農家の営みを身近に感じながら育ったため、いつの間にか農業に関わる仕事がしたいと考えるようになりました。現在は、病害虫や収量調査などの実地的な分野や、DNAの成分分析を学んでいるほか、農場実習では基本的な野菜から花卉・果樹までの栽培管理を学んでいます。実習で育てた野菜を実家に送り「おいしかった」と言葉をもらえた時は、大きな達成感を感じ、学ぶ意欲が湧いてきました。学生生活では新しい仲間との出会いもあり、刺激を受けています。本学部の先生方からはもちろんですが、農家で育った友人からは、農作業の“コツ”を学び、機械系に造詣が深い友人からは農機具の管理方法を教わりました。お互いに助け合い、知識を共有し、高めあえる仲間は心強い存在です。今後も仲間との友情を育て、人脈の輪をさらに広げていきたいと思います。学外では、経営について学ぶため農業系のベンチャー企業を訪問しました。そこでは、「農業における付加価値の概念が、いかに幅広いものであるか」という話を聞き、農業の可能性を感じました。今後も、IT技術をはじめ、デザインや福祉、工業などと融合した付加価値のある新しい農業の形を模索していきたいと考えています。

バイオサイエンス学科4年次

中村 光一さん / 私立広島城北高等学校(広島県)出身

発酵食品の歴史や可能性を英語でプレゼン
発言力や積極性が身についた

英会話力を磨き人見知りも克服しようと考え、3年次に短期留学を経験しました。本学の海外留学制度にはさまざまなコースがありましたが、初めての海外ということもあり、日系人が多く居住しているハワイを留学先に選びました。授業は全て英語で行われ、当初は聞き取るだけで精一杯でしたが、少人数制で発言する機会も多く毎日のディスカッションを通して自然と英語で会話ができるようになりました。最後の授業では在籍する学科で学んだ発酵食品の歴史や可能性を紹介。発言力が向上し、内容にも興味をもってもらえ嬉しかったです。また、現地のガイドさんから真珠湾の歴史を学び、視点の違う歴史観が深まったことや想像より野菜が豊富な食文化を体験できたことも印象に残っています。学生寮で生活する中で親しくなった湘南や札幌キャンパスの友人とは今も交流が続いています。積極的にコミュニケーション力を磨いて人脈が広がったことは大きな自信となり、成長につながりました。